商品

商品とは完成品を外部から仕入れたもので、主に製造業や小売業、卸売業で用いる貸借対照表上の勘定科目です。

商品の特徴

各業種によって商品は異なります。例えば、スーパー(小売業)でいう商品は店頭で販売している品物や倉庫にある在庫などを指すのに対して、不動産業者の商品は、土地、建物が該当します。よって、不動産業者の場合、仕入れた数量は少なくても単価が大きくなるため、一定の在庫を抱えている場合、商品勘定は大きくなることが多いです。

TSRの視点

企業にとって商品仕入れは通常該当する商品の売れ筋を見込んで決定されますが、過剰な仕入れは資金が寝てしまうことを意味し、逆に過少な仕入れは機会損失を生むことになります。そのため、与信管理においては数期の商品勘定の比較を行い各決算時点の数値を比較して著しい乖離があった場合、十分な注意が必要です。

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