休業
企業が事業を一時的に休止することです。いずれ事業再開を前提としますが、場合によってはそのまま廃業になるケースもあります。
休業の特徴
基本的に所定の届出が提出されている場合で営業実態がなければ、国税・法人税・住民税はかかりません。休業届は、税務署・労働基準監督署・社会保険事務所などに提出します。
TSRの視点
特に注目したいのが、休業後、休眠会社(長期間企業活動をしていない企業)となった企業を悪用するブローカーの存在です。特に悪用を前提とした取得目的としては、旧企業が有している許可登録(建設業・産業廃棄物・不動産など)の利用、創業年数の水増しなどがあげられます。こういった取得企業を見分けるために重要となるのが、商業登記簿です。商業登記簿を見れば、商号・設立・役員などの企業としての詳細が確認することができるため、与信管理のフィルタリングとしての判断材料として有用です。
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